[GAS][Cache]キャッシュを保存するには: 逆引きGoogle Apps Script

2012 年 7 月 29 日 日曜日

サンプルスクリプト

HTMLをキャッシュするサンプルスクリプト。 第1パラメータはキャッシュキー、第2パラメータはキャッシュする文字列、第3パラメータは保存期間。html.getContent()でHtmlOutputをstring型で取得している。

function putCache() 
{  
  var html  = HtmlService.createHtmlOutput('

Hello Cache Service!

'), cache = CacheService.getPublicCache(); cache.put('cache-test', html.getContent(), 60*60*24); }

行3 <p>Hello Cache Service!</p>という文字列からHtmlOutputインスタンスを作成している。

関連:静的ページを表示するには

行4 Cacheインスタンスは、CacheService.getPrivateCache()またはCacheService.getPublicCache()で生成することができるが、これらはキャッシュの有効範囲が異なる。

  • getPrivateCacheで生成したCacheインスタンスで保存したキャッシュは、そのキャッシュを保存したユーザーのみ取得することができる。
  • getPublicCacheの場合は、スクリプトにアクセスする全てのユーザーが取得可能。
行5 {HtmlOutputインスタンス}.getContent()で、HtmlOutputインスタンスのHTMLソースを文字列として取得することができるので、cache-testというキーでキャッシュを保存している。第三パラメータはキャッシュの保存期間で、24時間保存することにしている。

構文:Cacheインスタンス生成

▼ユーザー固有の非公開キャッシュ。例えばカレンダーの予定をキャッシュする場合などに使用する。

CacheService.getPrivateCache()

▼公開キャッシュ。

CacheService.getPublicCache()

戻り値

Cache
Cacheインスタンス

構文:Cacheの保存

{Cacheインスタンス}.put(key, value)

{Cacheインスタンス}.put(key, value, expirationInSeconds)

パラメータ

string key
キャッシュを取得するためのキー
string value
キャッシュする値
int expirationInSeconds
キャッシュの有効期間(秒)。

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